歴史は語る、時代は語る・エンジョイ!小説

長曾我部元親を司馬遼太郎先生「夏草の賦」でアツく語ってみる(その2)

 

前回、長曾我部元親の初陣(長浜合戦)から本山・安芸家との戦いまでを書きました。

元親の時代の土佐は、

中央部 長曾我部勢
北部山岳地帯 本山勢
西部山岳地帯 一条勢
東部 安芸勢

 

土佐の国司 一条家

と4つの勢力で分布してましたが、この内、本山、安芸は元親が征服したので、残るは、一条家。
これで土佐統一の夢が実現するのですが、
この一条家が他とは毛色が違う。

 

ただ、戦って占領!

 

というわけには行きません。
土佐の国司でもある一条家と戦うって、

 

神に弓を引く所業ですっっっw

 

そして、一条家は、長曾我部家を再興してくれた恩人(その恩人から代替わりはしてますが)

 

まぁ、そんな神の如く、
そして大恩ある一条家なんですが、
当の元親ですが「どうやって攻めっかなぁーーーー」

 

家臣「えええええええええええっっっっっっっっ((((;゚Д゚)))))))」

 

です。完全に攻める気ですっっっっw
さすがは武家の血筋。
転がりだした天下統一への欲望はとまりません!

 

ただ、まともに攻めたら、周辺諸国からも大ブーイング
そして、部下も恐らく戦いづらい、士気も低い。
司馬遼太郎先生のここの下りも非常に面白いのですが、ぜひ小説を読んで欲しいので、ざっっっと割愛して書きます。

 

簡単にいうと、
自分の嫁、外交として一条家に行かせ、
女好きの一条家当主、元親の嫁に手を出そうとします。

 

ここで、一条家でも

 

「それはマズイっしょ」派と
「いやいやオレら一条家だから!なにやってもOKっしょ」派で揉めます。

 

この「それはマズイっしょ」派を、元親がうまく裏で支援して、反乱をおこさせ当主を殺害させます。

させといてーーーの。
元親「いやいや、当主やっちゃったらマズイっしょ」という理由で、この反乱軍を滅ぼします。

 

そして、土佐統一。
まさに権謀の人っっっっw
おそらくは長曾我部元親が、初めて土佐という国を統一したのでは。

 

土佐統一後の長曾我部元親

この後の元親は、

 

土佐守

 

を名乗ります。
ここで落ち着くと思いきや、もう勢いが止まりません。
次は、

 

阿波
伊予

 

攻めを考えます。
この国は土佐に隣接しているので、元親曰く

 

「半分、阿波へ」
「もう半分は伊予へ」

 

家臣「国、空っぽになっちゃいますけど・・・」
元親「隣接する国、攻めるから、攻められる心配ないし、国に兵いなくなれば内乱もないっしょ」

 

という戦略で、全軍出撃!
となりますが、、、
土佐人、これまで、他国に行ったことがなく、
現代人が、宇宙旅行行く感覚です。。。が、なんとか勇気と士気を奮い立たせ、進撃が始まります。

 

四国征伐

四国征伐への一歩が始まるんですね~

 

 

阿波、伊予を攻めて、各所占領して行くうちに、問題が発生します。
というか、土佐人の弱点というか、習慣というか、、、

 

土佐人、めっちゃ酒呑むんですね。
敵地でも、夜、勝ちあげ後、めっちゃ呑みます。
毎晩泥酔ですっっっw
寝ゲロなんて上等!
呑んでなんぼ!
山手線ゲーーーーム!いえっい!いえっい!いやっっーーーーーーい!(☝ ՞ਊ ՞)☝

 

これにはさすがの元親も、

 

「いやいや、夜襲かけられたら一発っしょ」
「壊滅っしょ」

 

と危機感を覚え、なんと、
国を挙げて

 

禁酒

 

にします。
これには、武将、農民、土佐人ほぼ全員

 

「えええええええええええええええーーーーー!Σ(゚д゚lll)」

 

です。だって酒が、、、、
あの酒が、、、

 

酒=LOVE
酒=MyLIFE

 

が呑めないなんて!!!!!

 

とかなりの悪評。
もちろん当主である元親もこれに習うんですが、
そもそも、元親も相当の酒好き。
実は、禁酒した後に、元親、隠れて酒呑んでたんですね。

 

我慢できなかったっっっw 笑

 

これに気づいた側近
福留隼人

 

元親の元に運ばれて行く酒を暴き、元親に諫言します。
これには元親もぐうの音もでず、結果、禁酒は無くなります。

 

今思えば、福留隼人様様です。

 

阿波・伊予攻め続けている元親ですが、
ここでなぜか?織田信長に一応、了承もらっておこうと考えて使者を出します。
織田家はこの頃、近畿エリアで盤石の勢力になり、かなりの大国になっています。
まぁ、阿波・伊予攻めるの了承してね。という使者なんですが、

 

織田信長の横やり

信長は「四国切り取り次第」つまりは、元親に四国は任せるよ。

 

という了承もらいます。
これで憂いなく攻めると思った元親。
ガッシガシ攻め、阿波・伊予をどんどん征圧。ほぼ手中に収めるのですが、、、

 

暫くすると織田信長から

 

「土佐一国と、阿波の南部は収めていいけど、あとは全部俺によこせ」

 

という命令がきますっっっw
元親からすると

 

「はぁっっっっっっっっ???」
「おめーーーの部下じゃねぇし💢」
「オレに命令とか、まじありえないっしょ💢」

 

まぁ、信長って、心変わる変わる。
というのも、信長の状況も変わってるんですね~

 

前にOK出した時は、武田信玄やら、上杉謙信やら、一揆やらと悪戦苦闘してた時期だったので、事も荒立てたくなく、四国に目を向ける余裕もなかったんですが、数年が経ち、武田信玄、上杉謙信が亡くなり、戦闘も落ち着いてきて、より盤石の体制になりました。

 

そうなると、信長からすると

 

「四国、元親に征圧されると後々面倒っしょ」
「てゆーか、四国、うちの傘下にいれるっしょ」

 

四国ルート確保できれば、この後の毛利攻めをやり易くなりますからね。
信長としては、四国が急に重要拠点になりました。
なので結果、

 

「土佐一国と、阿波の南部は収めていいけど、あとは全部俺によこせ」

 

という理不尽な結果に。
元親、めっちゃ可哀想っっっっw

 

かと行って、信長の戦力に勝てるか?
差があり過ぎますっっっw
武具も、金も、食糧も、数が違いすぎるっっっっw

 

元親、めっちゃ悩みます。。。。

 

ただ、こう悩んでいる間にも、戦いは進んでますからね。。。
阿波・伊予攻めをバシバシやってるわけです。

 

結果、悩みに悩んで、

 

「てゆーか、前回言った事とちげーし」
「どうせ、今回、言うこと聞いても、また難癖つけて」
「最後は、ウチ、滅ぼそうとしてんでしょ?」

 

ということで、
信長の言うことは聴きません。
という結論を出します。

 

本能寺の変から豊臣政権へ

信長もこれを聞いて、即座に四国討伐を命じます。

 

阿波・伊予国から逃げてきた地侍などをケシかけ、武具・兵糧などの軍備サポートし、一度土佐に吸収された味方を引き剥がしていきます。
暫くすると元親の元に、
あれだけ、戦況が好転し続けていたのが、敗報が届く様になります。
やがて連日連夜、、、、

 

信長、恐るべし!

 

さすがの元親も、ここで玉砕を覚悟!
なんとか一矢報いたい!

 

どうせ、信長のことだから、一度逆らったら
徹底的にやるんでしょ!
もう助からないんでしょ!全滅でしょうっっっっっっw
全軍、火の玉で突撃じゃーーーーーー!

 

な悲痛感の中、決死の覚悟で戦います。
そして、歴史が動きます。

 

本能寺の変

 

知っての如く、明智光秀の謀反により、
織田信長が亡くなります。

 

これ、元親からしてみれば、奇跡の出来事。
阿波・伊予に援軍を出して支援していた織田軍は、もうそれどころじゃないですから、正直、戦闘停止状態っっっっw

 

「ちょーーーーーぜつっっっラッッッッッッキーーーー(☝ ՞ਊ ՞)☝」

 

です。なんせ死を意識していたんですからね。
明智光秀に命を救われました。歴史は何が起こるかわからない。。。

 

ただ、この本能寺の変から豊臣政権までの日数ですが、
小説によると、

 

わずか11日

 

だったみたいです。
織田信長がいなくなって一安心した元親ですが、
次は、豊臣政権、秀吉です。

 

秀吉は、元親にどう接するのか?
次回、書いてみようと思います。

 

長曾我部元親を司馬遼太郎先生「夏草の賦」でアツく語ってみる(その3)